ポーランドのVPSを選ぶ際は、用途と利用者が接続するネットワークから検討を始めましょう。近隣テストサーバーへの高速接続は有用な証拠ですが、ロンドンやビリニュスから届くpingとは別の情報です。2026年9月18日、当社はワルシャワのホスト基盤からのスループットと、欧州16都市からワルシャワLooking Glassへの着信レイテンシの両方を測定しました。
当社のワルシャワのネットワークベンチマークレポート(英語)には、Ookla Speedtestの2件の結果、Globalpingの48プローブ、ダウンロード可能な測定データをまとめています。アプリケーションの拠点選びで、この結果が何を意味するかを説明します。
ワルシャワの速度テストで測定した内容
ホストkvm-lps-pl05から、ワルシャワの2つのサーバーへSpeedtest CLIを実行しました。GSL Networksではダウンロード14,031.41 Mbps、アップロード8,795.76 Mbps、アイドル時レイテンシ0.38 msでした。Skynet DCではそれぞれ9,026.88 Mbps、6,555.09 Mbps、0.86 msでした。両テストともパケット損失は0.0%でした。
元のGSL Networksの結果とSkynet DCの結果に測定先と数値を掲載しています。丸めると、ダウンロード/アップロードはそれぞれ14.03/8.80 Gbpsと9.03/6.56 Gbpsです。
これはホスト基盤の測定であり、各VPSが継続してその速度を出せるという保証ではありません。お客様のスループットは、選択プラン、宛先、経路、その時点の条件によって変わります。同じワルシャワの2つの結果に差があること自体が、複数の接続先を試す重要性を示しています。
欧州16都市からのレイテンシ
Globalpingの測定は9月18日の09:42:18~09:48:20 UTCに実施しました。対象はワルシャワLooking Glassの常設IPv4アドレス37.235.48.250です。接続元16都市から各3プローブ、各プローブ16パケットを送信し、48のpingプローブすべてから結果を取得しました。これはLooking Glassへの接続状況を示し、お客様のVPS内のアプリケーション応答時間ではありません。
| 接続元都市 | プローブ平均RTTの範囲 |
|---|---|
| ワルシャワ | 0.79~1.28 ms |
| フランクフルト | 16.98~26.47 ms |
| アムステルダム | 21.30~42.78 ms |
| ビリニュス | 9.15~51.29 ms |
| パリ | 27.97~33.73 ms |
| ロンドン | 29.07~86.32 ms |
ワルシャワ市内のプローブは平均約1ミリ秒でした。遠方では、地理的条件に加えて接続元ネットワークも影響しました。ビリニュスは9.15~51.29 ms、ロンドンは29.07~86.32 msと幅があります。同じ都市名でも、事業者や経路には大きな違いがあるためです。顧客が特定のアクセスネットワークを使う場合は、拠点の平均を代表値と考える前に、そのネットワークからテストしてください。
パケット損失と短時間測定の限界
pingテスト全体では、768パケット中766件の応答がありました。フランクフルトのOVHプローブ1件とパリのScalewayプローブ1件で、それぞれ16パケット中1件が応答せず、個別サンプルでは6.25%でした。全体では約0.26%です。この短時間の測定では、長期的なパケット損失や稼働率は判断できず、欧州全体で損失ゼロのテストだったと説明することもできません。
レポートには、pingの後に同じプローブ選定で取得したMTR出力もあります。MTRは経路の違いを調べるのに役立ちますが、ルーターがすべての診断パケットに応答しないことだけでは、宛先での損失を証明できません。中間ホップと最終宛先の結果を併せて読み、問題調査時には測定を繰り返してください。
用途に合うワルシャワVPSを選ぶ
ポーランドの利用者向けサイトやAPIでは、現地のレイテンシ結果が有用な出発点になります。欧州全体の利用者向けサービスでは、広域の経路測定が詳しくテストすべきネットワークの特定に役立ちます。大容量ダウンロードは利用可能なスループットに、対話的な要求はレイテンシとアプリケーション・データベース性能に依存します。pingやSpeedtestだけで利用体験全体を測ることはできません。
当社のワルシャワのポーランドVPSプランはEquinix WA1で稼働しています。アプリケーションに合うCPU、メモリ、ストレージを選び、現在のプランの通信量と制限を確認してください。専用のPolandVPS.netサイトに拠点、製品の選択肢、ネットワークの測定資料をまとめています。
注文前に、ワルシャワLooking Glassで経路を確認し、重要な接続元ネットワークからそのアドレスへテストしてください。ピーク時間帯の挙動が重要なら、時間を変えて繰り返します。インターネットの経路は方向で異なる場合があるため、受信方向と送信方向の測定を分けて扱ってください。
本レポートはEDIS Globalが自社インフラについて作成したものです。読者が結果を評価し、関連テストを再実施できるよう、接続先、サンプル数、元データを公開しています。測定は特定日時の記録であり、性能保証ではありません。